7月11日の日記

2006年7月11日 日常
J・P・モントーヤがNASCARへの転向を発表していますね。
まぁここ2シーズンくらい成績が悪かったですから、
今回の発表はしょうがないのかもしれませんが
残念です。CARTのデビュー戦から彼の事を知ってる者としては、F1でもチャンピオンになれると思っていたのに
個人的には今回のナスカー発表は早い気がしますね。
もう数シーズンF1でも続けられると思いますが
彼は今まで勝てるチームのマシンにしか乗ってませんから、
CART時代はターゲット・チップガナッシ 、
F1はウィリアムズ、マクラーレンと
2流チームの勝てない所でやるなら別の団体でも良いから
勝てる所に移ろうという発想なんじゃないでしょうか、
ナスカーの所属先もCART時代に所属してたガナッシだし
それにNASCARの方が稼げるだろうし
彼の昔の事を思い出しながら思ったのですが、
彼は優勝回数は少ないかもしれませんが、
記憶に残るドライバーですね。
個人的に思い入れがあるというのも理由かもしれませんが
CARTのデビュー戦のレースでいきなり勝ったり、
インディ500で勝ったり
モナコで勝ったり、M・シューマッハと言い合ったりと
今となっては全て懐かしい思い出ですね。
あの荒い攻撃的な走りが
私にとってJ・P・モントーヤはF1を見るきっかけをを与えてくれた選手なのでそんな彼が去るというのはちょっとショックです
残りのシーズン彼が走るレースを大切に見たいと思います。

話は変わりますが五十嵐一氏の殺害事件が時効を向かえていますが、世間的にはこの五十嵐一は悪魔の詩の翻訳者かもしれませんが、個人的には中世アラブ史上最高の哲学者にして医者兼科学者のイブン・スィーナーの医学典範の翻訳者なんですよね。
医学典範を前に読もうと思った際に、探してもなかなか見つからず、図書館で探して借りてきたのはいいけど分厚く非常に内容が難しく、(でも非常に良い本だったと覚えています。ただの古典の
翻訳という要素だけでなく興味を持てば医学的にも使えるように、
なっていて。)
ガレノスやヒポクラテスのギリシャの医学、及び哲学の知識、
アーユルヴェーの知識が無いと読むのは無理だと100ページぐらいで断念したという懐かしい思い出がありますが

確かこの本の前説に、最低第一部は全て翻訳して出版したい、
この本の2冊目を現在翻訳中と書いてあったと思うのですが、
今この原稿どうなったんでしょう?
今現在出版の話はまったく聞かないし散逸しちゃったんでしょうか?
それとも、学会誌とかで発表されてるのでしょうか?
この五十嵐一の殺害は世間的には謎なテロリズムっぽい殺人という要素でしか注目されませんが、
元々少数派の学問ですからしょうがないのかもしれませんが、
でも日本での中東地区の学問の発展、本の翻訳では大きな痛手になってるのではないでしょうか?
ただでさえ貴重な日本人のイスラム専門の学者でしかも文化とか
歴史ではなくよりマニアな科学分野が出来る
五十嵐一が生きていれば今もっと本が翻訳され大勢の人ではないけれどでも物凄くこういうのに興味を持つ人には役に立っただろうとまた学術的な発展があったと思うと残念でなりません。
五十嵐一氏にご冥福を

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