David GrismanのバンドにStephane Grappelliが加わった
ライブアルバムですが、
非常に面白い組み合わせの作品ではないでしょうか、
Grappelli的にマンドリンとの組み合わせは、
ブルーグラス的には普通らしいですが
でも変なアルバムにならず纏まったアルバムだと思います
Grappelliはいつも以上にハイテンションでリズミカルで
マンドリンのどこか寂しげな音と、Grappelliのバイオリンの渋さが組み合わさって、なんとも言えない味わい深い感じを作り上げています。でもそういう要素があるけど、とろくさくならず、スピード感が凄くあります。
これ録音してるGrappelliは71歳なんですが、
とてもじゃないけどそんな年の人の演奏とは思えない、
楽しげで、聴いてるとGrappelliの笑顔が思い浮かびますね。
晩年のゆっくりめのお上品で渋い枯れたGrappelliも良いですが、このぐらいテンションの高い、軽い、ちょっと下品なリズミカルな演奏の方をする。油の乗ったGrappelliもいいじゃないでしょうか・・・
お勧めの一枚です。

どうでもいい話ですがマンドリンって
元はヴァイオリン族のイタリアの楽器なんですね。
つい最近まで知りませんでした。
ブルーグラスのイメージが強いので、
アメリカ生まれなのかなと思っていました。

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