今まで私は谷文晁の絵はどこが良いのか判りませんでしたが
今日始めてこの本を読みほんの少し僅かですが谷文晁がわかりました。
何故今まで私が文晁が判らなかったと言うと今まで観た文晁の絵は
失礼ですがどれも古くて絵が消えそうだったり、
折り目がガタガタで絵が見えなかったからです。
また一回だけ文晁の比較的に綺麗な絵をを観ましたが
その絵が伝文晁となっており絵もどうも胡散臭かったので
信用してなかったので(どうでもいい話ですが同じ理由で私長谷川等伯も私どこが良いのかわかりません。絵が薄く全部消えそうで)
この本に載ってる絵も胡散臭いですが、
失礼ですがこの本自体胡散臭く信用できませんが
仮に載ってる絵が本物として
絵は真面目な絵ですが上手ですね。さすが昔の人運筆が素晴らしい
(実物見てないので写真のみの印象ですが)
あとこの本に載ってる絵は文晁が年を重ねてからの絵が多いのか
遊び心もあっていいですね。遊びすぎず真面目過ぎず適度に
いい感じになってて、(あまり手の込んだ作品は載ってませんが)
やっぱりある程度のテクニックを持って
遊べる部分があるなら、遊んだ方が面白い。なんでもそうだと思いますが印象に残すにはやはり遊びの部分で見せ付けないと
シャキンとした絵も良いけど、お遊びも必要かと。遊びで見せるためにもより洗練させるためにも

でも趣味的にはこの本に載ってる限りの範疇ですが
あまり谷文晁は趣味じゃないですね。巧いですけど
特別惹かれる絵ではありません。
若しかしたら見慣れてないというのもあるのかのしれませんが
趣味的にはこの本で載ってるんでは
これも本物かどうか判りませんが、立原杏所という人の方が好きです。
若しくは載ってませんが中国の高鳳翰なんかの方が、
値段云々にして好きです。

余談ですが谷文晁は贋作が多いといわれていますが、
文晁の絵が100枚あったら101枚贋作とか
彼自身が自分の落款などを弟子に貸し与えていたんですね。
どうりで贋作が多いはずだ
だって自分で贋作作ってる様なものですから、
しかも落款は本物で絵は贋物とは達が悪い。
大らから時代だったとか、遊び心が溢れてると言えばそれまでなのかもしれませんが現代では許されませんよね。
いくらお遊びだと言え度が過ぎる。こんな事を書いてると
空の上でほくそえんでる谷文晁にワシの絵が見抜けんとは、バカチンめ
絵が判らん奴など観ていらんわいと高笑いされそうですが

本日の一言 こんな日記を書きましたが、未だに谷文晁どこが良いのかやっぱり分らない、謎な画家です。
また本物の絵を観たという気になれません。

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