10月29日の日記

2004年10月29日
2〜3日前からアラファトのおっさんが意識不明の状態などというニュースが流れていましたが
もう治療のためにフランスへ行くようですが、
しかしまだこの状況でも、アラファトが死んだ場合の後継者を指名してないんですね。現在流れてるニュースを聴く限りでは
指名して、自分が死んだ時の後継者を決めとかないと、
絶対に権力闘争で、ゴタゴタしますよ。
また決めてもすると思いますが、
(指名するタイミングは非常に難しいと思います。ギリギリまで引き伸ばすにしても必ずアラファト自身が指名する姿を映像に残さないと)
アラファトがもしも死んだ場合の後継者ってどうなるんでしょう。
アラファトのように一人に権力を集中させるのか
それとも首相職をメインに置いて、現在アラファトが有してる権力を分割しと複数の人物を設けるのか
個人的にはアラファトの権力を分割する方向になると思いますが、

アラファトの様なカリスマ性を持つ人物が現在PLOは居ないんで、
ヤシンも暗殺されちゃいましたし
イスラエルがフランス行きと治療後に帰国の許可を出したのも、
この辺が理由でしょう。
アラファトが居ると確かに問題はある。排除したい
でも何じゃかんじゃ言っても影響力持ってるから、
とりあえずは最悪の状況ではない。
アラファトが登場すると一応の収束に向かう。ただ解決ではない、
でもアラファトがもしも居ないとPLOがどうなるか、
まったく判らない。
PLO内部で権力争いし、過激派が権力握ったら恐い。
若しくは暴走を止める安全ピンが無いのは困る
テロが今よりも増えるかも(そうなればシャロンの政策は潰れる)
アラファトが居る状況よりさらに悪化する可能性がある。
だからアラファトの権限を拘束するような軟禁のような政策、
もしくはアラファトとは交渉しないなどと発言し
影響力の範疇を抑えるという形になるんでしょう。

なんじゃかんじゃ言っても結局は生きてる限りはこの親爺が出て
くるんですから、権力握ってんですから
やっぱりパレスチナ人的にはスパースターなんでしょうね。
軟禁されてる姿は、イスラエルに抵抗する姿に見えるし、
またアラファト自身も死んでも議長府から出ないなどと
上手に自らを飾り付けるし(結局出ちゃいましたが、
でもこれもまた、イスラエルに抵抗した姿に見えることでしょう。)

もう本当に喰えない親爺だわ。
私はアラファトはトラブルメーカーなんで好きか嫌いと言われたら嫌いですが、でも交渉ごとの巧さ
(ギリギリで自分に有利になるように相手から引き出す技術)
と人を引き寄せる自分の飾りつけの巧さには感心します。
役者だなぁーと褒められたもんじゃありませんが。

本日の一言 ツールドフランスの2005年のコースが発表されましたがドイツが含まれてるですね。
ヤン・ウルリッヒが走るなら来年はそのステージはTモバイルのピンク一色でしょうか、気の早い話ですが楽しみです。
今年こそカイザーに相応しい走りを見せてくれるでしょうか。
で一つ気になったのは、ツールドフランスの方が
ジロデイタリアより遅く開催なのに
ツールドフランスの方がコースの発表が早いのは何故、
注目度の違いなのか、それともイタリア人の気質なんでしょうか。

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