今日の日記

2003年9月11日
今日は私の懐古趣味の日記になっていますがご了承ください
ここ2〜3日月が輝いていて美しいですね。夕方の時分に観た際は明るくて驚いてしまいましたでも正身の話ここまで綺麗だと怖いですが
ふとこの月を眺めていると思い出したのですが、円山応挙も題材が春でしたが月の綺麗な絵を描いていますね。
冷泉家所蔵で桜の木が描いてあって枝のあいだから満月が描いてある絵。
なんでも円山応挙が当時歌を冷泉家に習っていた冷泉家に日頃のお礼として描いたものだったと思います。今でも瞼を閉じると思い浮かんでくる絵です。よくアラビアンナイトで瞼の裏に書いとく良いなどという言い回しがありますが(随分痛そうな言い回しです)
私だったらこの絵を描きたいですね。月と桜が混ざり合いどこか不気味な(不気味なと言っても下品な不気味ではなく変な話ですが色香が漂っているとでも言いましょうか)でもその不気味さがより美しさを増している。そんな絵でしたね。でも不思議な事にこの絵を何時どこで観たのかサッパリ思い出せません。印象に残っている絵なのに私気に入った絵がどこで観たのか思い出せないというのは結構あるんですよね。絵の印象は物凄く残っているのに、それだけ絵に集中していて観ていたと言う事なのかもしれませんがこの名前は忘れましたが桜と月の絵は月と桜の魔力で忘れたのかもしれません。

同時多発テロからもうじき2年ですね。普通に日本のニュースや新聞だけ見てるとテロはもう終わってしまったかのように感じますが、アメリカのABC、CNN、PBSイギリスBBCを観てるとその他の国の報道と比べると今もテロ後のゴタゴタが続いていると感じます。
テロが発生した日私はすぐさまBS1のABCの放送に飛び付いたんだが、その時にワールドトレードセンターで働いてる息子が行方不明になったというアラブ系の人が出演していましたが、アルカイダが実行したと報道されるや否や番組からアラブ系の人が消えてしまいした。果たしてこのアラブ系のおじさんは今どうしているんでしょう。
私はこの日アメリカは自由の国、正義の国だなんだかんだ言っても白人の国、キリスト教の国だなというのを非常に強く感じましたね。その日を境にアラブ系の人に対する人種差別が起こったりと私にとって9.11はアメリカの影を見るようになった日でもあります。
(話がズレしつこい話になりますがナジーム・ハメドが現在試合を行わないのも家族が止めてと言ってるからとか金と名誉はもう十分稼げたとか言っておりますが第一にくるのは彼がイエメン系イギリス人だからというのが理由だと思います。アメリカで彼が望むビックファイトを行うには彼の顔立ちや皮膚の色が原因なんだと思います)
でもだからと言ってあの日のP・ジェニングスの悲壮な顔や彼が24時間近く(もしかしたらもっとかもしれません)生中継をしていたという事実に対する価値は一切損なうことは無いです。

本日の一言 プラシド・ドミンゴがイギリスからナイトの称号を貰ったのを知った。
イギリスって寄付とか税金とりあえず国に金をたくさん納めたら節操無く称号与える国ですね

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